イエーガーマイスターは、ドイツのヴォルフェンヴュッテルにある、マースト・イエーガーマイスター社が製造。 同社は1878年に設立されたが、このリキュールのレシピを確立したのが1934年で、実際に販売し始めたのは1935年です。
イエーガーマイスターは、ハーブ類、果物類、草根木皮など、56種類の材料を使用して製造されて、中にはアニス、カモミール、キャロブ、ゲンチアナ、サフラン、シナモン、フェンネル、マテ、ミント、没薬、ラベンダーなどが含まれています。
製造工程の中には、これらの材料を蒸留酒に一定期間浸漬し、そうしてできた混成酒を蒸留した後、オーク製の樽で9ヶ月以上熟成するという工程が存在するとされています。
出来上がったイエーガーマイスターの色は深紅なのですが、ボトルが緑色であるためボトルに入っている状態では黒っぽく見えます。
ボトルのラベルには2001年現在、雄のシカが描かれています。リキュール名の「イエーガーマイスター」というのは、「狩人の守護聖人」を意味しており、これは、7〜8世紀頃のドイツ辺りで、牡鹿の角に精霊を見た人物が、後に聖職者になったという物語に由来しています。