アブサンはニガヨモギの香味成分であるツヨンにより幻覚などの向精神作用が引き起こされるとされ、1898年にベルギーの植民地であったコンゴ自由国で禁止されたのに始まり、20世紀初頭にはスイス・ドイツ・アメリカなどでアブサンの製造・流通・販売は禁止されていました。
リコリステュリ・ド・プロヴァンスのCEOでもある、パスカル・ローランドは1999年、84年間フランスで禁止されていたアブサンの製造に取り掛かります。 そして1年がかりでアブサンの研究をし、パーフェクトなアブサン造りに成功しました。 出来上がったヴェルサントは、どこの国に行っても高く評価され、その後およそ2年間は、フランスでアブサンを造れる唯一のメーカーとなりました。
そして、ヨーロッパ、カナダ、スイス、アメリカが最近になって、アブサン禁止を全て取り除きました。 ヴェルサントは17種類の植物をミックスし、4つの主要なアロマティック成分を使って、昔ながらのアブサンを復元したものです。