ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝が自らの理想を叶えるために選んだ最初の地、北海道余市はニッカだけでなく日本のウイスキーの聖地といっても過言ではありません。余市蒸留所は札幌の北西・約50km、積丹半島の付け根に位置します。蒸溜所の設立は1934年、操業開始は1936年。竹鶴政孝のウイスキーづくりにかける情熱を継ぐ者たちが、今も伝統の「石炭直火蒸溜」や樽づくりを続けています。設立時とほぼ変わらぬ姿で残る建物は、国の登録有形文化財(建造物)として認定されました。