「ノブ・クリーク」とは、ケンタッキー・ヒルにある小川の名前。 ケンタッキー出身の第16代大統領リンカーンが幼少期を過ごした土地であり、この力強いバーボンにアメリカの最も偉大な大統領の育った地の名を冠したスーパープレミアムバーボンです。 スモールバッチ（少量生産）で造るクラフトバーボンシリーズの一つ。ほかには「ブッカーズ」「ベイゼル・ヘイデン」「ベイカーズ」があります。 禁酒法施行以前のバーボンが力強かった理由のひとつとして、1897年に制定された法律「ボトルド・イン・ボンド」があります。当時、水で薄めた粗悪品や混ぜ物をしたイミテーションが出回り、市場の混乱を招くとともに酒税という国家財政への影響が懸念され、定められたものです。 1蒸溜所で1年のうちの1シーズンだけ蒸溜したものだけを樽詰めし、政府税官吏監督のもとで4年以上熟成、アルコール度数50％以上で瓶詰めする。この条件を満たした製品に限り「ボンデッド」、または「ボトルド・イン・ボンド」と名乗ることができるというものでした。この品質保証により深遠で力強いリッチなバーボ ンが誕生していきました。 「ノブ・クリーク」は、バーボン造りの名匠といわれたブッカー・ノー（ジム・ビームの第6代マスターディスティラー）が、その当時の味わいを復刻した”情熱の1本”です。 独特のスタイリングは禁酒法時代を物語っています。人々はブーツに隠しやすい形状のフラスクボトルに酒を入れて持ち歩いており、その形状を取り入れたものです。 ラベルの紙質やデザインは、新聞紙にボトルをくるみ、取締官の目を盗んで持ち歩き、飲んでいたことにちなんでいます。