クーリー蒸溜所は、ラウスクーリー山脈のふもとに位置しています。 クーリー蒸溜所創業の狙いの1つは、かって19世紀に世界に名声をはせたアイリッシュ・ウイスキーのブランドの再興でした。 キルベガン(ロックス)、アイルランド中西地域の名称を付したコネマラ、デリーにあったワット蒸溜所のブランド、ティルコネルなどです。 キルベガン蒸留所の創業は1757年。 マシュー・マクマナスがブルスナ蒸留所の名で創業。現存する最古の蒸留所と言われています。 その後ロックス蒸留所と名前を変え、1958年に一度閉鎖。 1987年に現在のオーナーであるクーリー蒸留所が所有権を得て2007年にキルベガン蒸留所として再開したため最新の蒸留所でもあります。 クーリーは、キルベガンで再開した小規模の再溜以外蒸溜所は1ヶ所しか蒸溜所を持ちませんが、原料モルトのピーティングの度合い、モルトとグレーン、貯蔵年数の違いを組み合わせてシングル・モルト、シングル・グレーン、数種のブレンデッド・ウイスキーを製造しています。 クーリーのウイスキーは、1984年の操業開始から20年余りで既に多数のメダルを獲得しています。 キルベガンとはゲール語で“小さな教会”の意。 アイルランド最古の蒸溜所といわれるブルナス蒸溜所(1757年創業)の代表ブランドを復活させたもの。 現在はクーリー蒸留所の主力商品で、30%のモルトと70%のグレーンをブレンド。