コンバルモアは1894年に創業しました。1905年にはW.P.ローリー社によって買収され、同社のブレンデッドスコッチ、ローリーズ、ブラック＆ホワイトの原酒として供用されていました。しかし1909年の火災で蒸留所は消失。すぐさま再建されるのですが、新しい試みとしてポットスティル（単式蒸留器）の代わりにパテントスティル（連続蒸留器）を採用し、大きく生産量を伸ばしました。しかしこれではグレーンウィスキーの工場と変わらないということで、5年で廃止されてしまいました。その後、元のポットスティルによるシングルモルトの蒸留所として稼動、DCLの参加には行っていましたが、1985年に閉鎖されてしまいました。1990年にはウィリアム・グラント&サンズ（グレンフィディックやバルヴェニー）に売却され、熟成庫として使用されています。 創業年：1894年 仕込み水：コンバルヒルの泉 ポットスチル： 初留釜x2基 再留釜x2基 ブレンド銘柄：ローリーズ、ブラック＆ホワイト 名前は近くのコンバルヒルの丘からつけられた。