スペイ川の河口から東に８キロほど行くと、バッキーという古い港町がある。その港街を見下ろす高台にあるのがインチガワー蒸留所です。 インチ（inch） はゲール語で本来「島」の意味。しかし、この場合は「川のそばの草地」のことだという。ガワー（gower）はゲール語で「山羊」、つまり「川のそばの山羊の放牧地」のことです。 アレクサンダー・ウィルソンによってインチガワーが建てられたのが１８７１年。変わっているのは、１９３６年から３８年までバッキーの町議会がインチガワーを所有していたことで、その後パースに本拠地をおくアーサー・ベル＆サンズ社に4,000ポンドで売却された。同社のブレンデッドスコッチ、ベルの原酒を確保するのが目的で、ベルの主要モルトとなっている。 創業年：1871年 仕込み水：メンダフヒルズの泉 ポットスチル：ストレートヘッド型 初留釜x2基 再留釜x2基 ブレンド銘柄：ベル ゲール語：川のそばの山羊の放牧地