ポートエレンとは、アイラ島の領主だったキャンベル一族の長、フレデリック・キャンベルの妻エリノアの名前から付けられたもの。蒸留所ができたのは1825年だが、その後何度も所有者が代わり、現在はUDV社の所有である。 1929年から1966年まで操業は停止され、その後いったん再開されたが、1983年5月に再び閉鎖。ポットスチルは取り外され、今後の操業が再開される見込みはないという。しかし製麦部門だけはその間も拡張され、現在はモルトスター(麦芽だけを専門につくる業者)として、UDV社系列のラガヴーリン、カリラをはじめ、アイラ島とジュラ島のほかの蒸留所にも麦芽を供給している。ちなみにポートエレンの熟成庫はラガヴーリンの貯蔵用に使われている。 創業年:1825年 仕込み水:ローリン湖 ポットスチル:初留釜x2基 再留釜x2基 1983年に閉鎖