スキャパ蒸溜所は、英国本島の北、オークニー諸島の一番大きな島 メインランドに位置するスコットランド最北の蒸溜所のひとつです。蒸溜所の開設は1885年。 そのオープニングセレモニーでは、スコットランド最新の蒸溜所として評判となりました。 スキャパ蒸溜所のサイロは、オークニー島の首都カークウォールの埠頭に2基あります。 麦芽はキルカディーにあるバランタイン社の製麦工場でつくられ、船で港に着き、ローリーで蒸溜所へ。 蒸溜所の脇にはリングロ・バーンという小川が流れ、いまでも大きな水車が回っています。 醸造用の水は、この小川の上流の泉からパイプで引かれています。 水にはピートがたくさん含まれており、そのためノン・ピーテッド麦芽を使いながら、できたモルトウイスキーは、かすかなピート香がするほど。 蒸溜室にはピカピカに磨き込まれたポットスチルが2基。なかでも初溜釜は形がユニークなローモンド・スチル。 スキャパのスチルマンは、いまも、このずんぐりとした釜を愛し、熟練の技で楽しそうにじっくりと、蒸溜しています。 創業年:1885年 仕込み水:リングロ川と周辺の泉 ポットスチル:ローモンド型 初留釜x1基 再留釜x1基 ブレンド銘柄:バランタイン ノース語:貝床(オイスター・ベッド)