シャトーを所有する大変珍しい RMシャンパーニュ生産者。 フレッシュな果実味の中に奥深さとコクを感じる1本。 シャトー・ド・ブリニは、シャンパーニュにおいてシャトー=城を 所有するわずか2つの生産者のうちの1つで、 自社畑100%のブドウから仕立てるRM生産者。 本拠地はシャンパーニュ地方の中も 最も南、コート・デ・バール地区の中心地に位置しています。 シャトー・ド・ブリニは、ダンピエール男爵がオオカミ狩りに 使用する目的で城を購入したことから歴史は始まります。 その城を醸造所に改築したのが18世紀の事。 フィロキセラの被害を経て、19世紀初頭に再建築。 シャトーはバロン・ド・カシャール氏に引き継がれ、 その地域で造られたワインの優れた評判を聞いたカシャール氏は この地にブドウ畑を植える事にしました。 また同時に旧サントエウラーリ修道院のブドウ畑を購入、 1930年代に入る頃にシャンパーニュの生産を始めました。 こちらは約30haの畑から手摘みにて収穫した ピノ・ノワールとシャルドネを使用。 低温に保たれたステンレスタンクにて6ヶ月発酵し、 ビン詰め後に最低15ヶ月もの間二次発酵させます。 そうする事で、フレッシュな果実味を感じつつも 味わいに奥深さとコクが備わるのです。