1687年にブドウ栽培を始め、1928年にはいち早く元詰めを開始し現在まで途絶える事なく家族経営にて継承されている歴史あるドメーヌで、レコルタン・マニピュランの先駆者として名高いタルラン家。 ドメーヌはエペルネからマルヌ河に沿って西へ14kmほど進んだウイィ村の高台に所在し、合計14ha所有する畑はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の4つの村に跨り、55区画に細分し、土壌別や品種毎などに分けて細やかな醸造を行っています。現在、栽培醸造の指揮をとるタルラン家12代目で1976年生まれのブノワ・タルランは自然と融合したテロワールを反映したワイン造りを目指し、その才覚と親しみやすい人柄からもシャンパーニュの次世代を牽引する人物として多くの同業生産者に慕われています。 父親の代に始めたドザージュなしの極辛口シャンパーニュのブリュット・ゼロ。小樽発酵・熟成を導入したキュヴェ・ルイという先鋭的精神を引き継いだブノワは、接ぎ木なしのキュヴェ、ヴィーニュ・ダンタン、ピノ・ムニエ100%のヴィーニュ・ドール、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエの古代品種混植のキュヴェ、BAM!等、留まることなく果敢に新しい事にチャレンジし続けている現在注目の生産者です。