シャトー・ラトゥール(Chateau Latour)は 1855年のボルドーワインの格付けで第一級を獲得しています。 ボルドーの北西、メドックのポーイヤック南東端に位置しています。 農園では、全部で3種類の赤ワインを生産しています。 グラン・クリュに加えて、ラトゥールは2番手のワインとして 「レ・フォール・ド・ラトゥール」(Les Forts de Latour)を1966年から、3番手としてシンプルな名の「ポーイヤック」(Pauillac)を1990年から毎年生産しています。 広さ78ヘクタールのぶどう畑があり、そのうちシャトー周辺部分47ヘクタールが 「ランクロ」と名付けられ、「偉大なワイン」専用のブドウが育てられている。 ブドウの種類の構成は、カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロー15%、カベルネ・フランとプチ・ヴェルド5%。 通常は年に約18,000ケースを生産している。 セカンド・ワインのレ・フォール・ド・ラトゥールは一般的にカベルネ・ソーヴィニヨン70%、 メルロー30%というブレンドで、年間平均製造量は約11,000ケース。 ラベルに大きく描かれているサン・モベール塔は、イギリス人が15世紀に海賊の攻撃から身を守る為の要塞の跡地に建てられたもので、現在は丸屋根の塔に変わりましたがラトゥールのブドウ畑を見守り続けており、大変な歴史を感じさせます。 また、その重厚すぎるタンニンゆえに、20年〜25年は瓶熟成をさせなければ、素晴らしい力強さや深み、豊かさを見せてくれない事から、五大シャトーの中で最も男性的で長命、そして品質が安定していると言われています。
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