CH.ブラネール・デュクリュは格付けこそ第4級ですが、 長年、ボルドーワインのバイヤーとして、特級シャトーからテーブルワインまで、 様々なボルドーワインを飲んできた店長が 「コストパフォーマンス面では、格付けシャトーNo.1!」と 自信を持ってお勧めするシャトーなんです。 サン・ジュリアンの人気シャトー、CH.ベイシュヴェルの隣にある CH.ブラネール・デュクリュの特徴は、サン・ジュリアンらしい優しい味わい。 砂地の土壌で育てられたブドウから造られるワインは、 タンニンが穏やかで、果実味と酸味がバランスよく同居する、 まるでブルゴーニュのような側面を持っています。 このエレガントなワインを生み出すシャトーを率いるのは、 かつてUGCB(ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー)の会長を務めた パトリック・マロトー氏。 性格が温厚で、誰にでも優しい彼だからこそ 特級シャトーをまとめるUGCB会長の地位に選ばれ、 また彼の性格をよく表しているようなワインを造るのです。 ロバート・パーカー氏はCH.ブラネール・デュクリュについて 「1991年以降のヴィンテージは極めて品質に一貫性が出て、 深みと凝縮感と充実感を見せながらも、特徴的なエレガントさと ブラネール特有のチョコレート風味のスパイシーさを保っている。 投機家からはおおむね無視されているが、愛飲家には好まれているというのが、 オークションでは滅多に見かけない理由である。 そのため、価格はリーズナブルなままである。 私が見る限りいつでもそうなのだが、ブラネール・デュクリュは なぜか過小評価され、価値を低く見られてきた。 最上のヴィンテージにはサン・ジュリアンの最高のワインと 同じくらい良好な、とてつもなく香りの高い、 深みとコクのあるワインとなる。 エネルギッシュな管理人であるパトリック・マロトーを過小評価することはできない。 ブラネール・デュクリュのワインには独特な個性がある。 サン・ジュリアンにしてはとりわけスパイシーであり、 ほとんどエキゾチックと言えるアロマはスパイス、オーク、 ヴァニリンを思わせるし、味わってみると、しばしば突出した、 独特のチョコレートのような成分が感じられるため、 ブラインド・テイスティングでも比較的簡単に識別できる。
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