名門グロ家は十九世紀後半には、ドメーヌ元詰めのワインを造っていました。四代目に当たるルイ・グロの引退した1963年にグロ・フレール・エ・スールとグロ・ペール・エ・フィスに分割され、その後1973年、グロ・ペール・エ・フィスが、ジャンとフランソワそれぞれのドメーヌに分かれました。 ジャンは1970年に難聴を患い、1995年まで夫人や長男ミッシェルによりジャン・グロを受け継いでおりましたが、以降ドメーヌは長男のミシェル・グロに引き継がれております。グロ家の象徴クロ・デ・レアは、モノポールで、初代アルフォンス氏が1860年に手に入れて以来、守り続けらた伝統の銘醸畑です。