「この土地に適したぶどうを栽培し、ワインをつくることが、奥秩父を潤すはずだ」。そう考え、始まった源作じいさんのワインづくり。試行錯誤の末、念願のワインが完成したのは1938年。ワイン製造免許が下りたのは、1940年のことでした。
終戦後はなかなかワインが売れず、苦しい時期が続きました。ですが1959年、フランス人神父に「ボルドーの味だ!」と称賛されたことを機に外国人、日本人のワイン好きの間で評判となり、やがて一般の人にも広まります。
源作じいさんのワインが日の目を見るまで20年以上。その間も、秩父の人々と自然に支えられ灯り続けた情熱が、秩父ワインのルーツなのです。
(秩父ワイン「ホームページ 」より)