ワイナリーの母体である四恩学園さんは、神奈川県横浜市青葉区で保育園、幼稚園、学童保育を行っている学校法人です。学園の創業者で四恩醸造代表でもある瀬野哲裕氏が山梨市牧丘町で取れるぶどうの質の高さに惚れ込み、1986年から学園としてぶどう畑の栽培に取り組んで来たことが四恩醸造(ワイナリー)の前身となっています。2007年にワイナリーを開業したのも、牧丘にぶどう狩りに来た子どもたちが大人になったとき、山梨での思い出を振り返って想いを馳せるきっかけになるようなモノを作りたいとの思いからでした。
現在は、オーナーのご子息である瀬野崇氏を中心に、山梨の別ワイナリーから招いた醸造家さんと運営にあたっています。崇氏とは前任醸造長さんの時代に、一緒に醸造のお手伝いをしたことがあります。その時はまだ四恩学園からサポートに来ていた状況の崇氏と、1日だけお手伝いにうかがった私の3人で、醸造の作業をしました。たった1日のお手伝いでお恥ずかしい話ですが、なれない私には結構過酷だった瓶詰め作業などを経験させていただき、少人数醸造の大変さを身をもって痛感・・・・。作業を経て、当時四恩ワインへの愛情が更に増したのでした。お昼には、私が持ち込んだ妻の惣菜で、皆で食卓を囲みいろいろなお話をしたのは良い思い出です。醸造者さんも変わり、ワインのスタイルは大きく変わりましたが、今もカジュアルに楽しめる良心的な価格のワインを醸しています。
(四恩醸造「ホームページ 」より)