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矢作洋酒

山梨県

山梨の田舎で代々受け継がれた田んぼで稲作農業をする 向山という家がありました。 何代目か知れませんが惣太郎が大正時代の初期に一部の田んぼで葡萄栽培を始めました。 柿や梅、さくらんぼや桃も狭い畑や庭先での栽培は以前からしておりましたが、本格的に農産物として出荷するように成ったのであります。果樹産業が始まった訳です。 勿論、昭和の初期までは稲作農業の副業的存在でしかなかったのですが。それは高価で貴重な果物として都会で珍重されてもその市場は小さく、また、当時の栽培法ではリスクが多すぎて青果として出荷できる量は僅かであったからでしょう。
然し出荷が出来ない房形ちの悪い葡萄でも、農家にとっては貴重な食料源ですから、余すことなく、ブドウ酒として生まれ変わり、田舎のグルメ達に好評を博したものでした。やがて、そんな栽培仲間との共同経営で組合のような酒造場を作り、その経営は息子の向山傳へ、そして向山健次へと受け継がれるのでした。
  時は戦後の高度経済成長期。幾多のブドウ酒屋が企業的発展と遂げる中、向山家は稲作こそ無くなったものの、相変わらず果樹農業を中心とする家業を維持し、醸造業は自らと仲間達とが楽しめる趣味ワイナリーの域からは出ようとせず月日が流れるのでした。健次の長男で東京農大から国税庁醸造試験場で醸造学を研鑚した晴人と、次男で渋沢倉庫に勤め流通貿易を担当する洋仁がおりました。健次は二人を田舎に呼び戻し、農業と醸造業を両立して出来ないか相談した事がございます。果樹農業は大変に手間と労力の掛かる仕事で、植物が動き出すシーズンから収穫が終えるまでは家族総出で休みなく働くのが常識で、夏休みの子供達は立派な農場の働き手であった時代です。幼い時からそんな農業を中心にした生活に慣れ勤しんでる二人には農業の現実を改革し、農業の延長線上でのワイン造りが最良で最善である事が直ぐに導き出されました。
  二人は、近年の経済優先による環境破壊と感情無視で自然も文化も季節感も情緒も無くワインが醸造され、農薬漬けの様な原料葡萄で添加物と科学処理で一定化される事を憂い拒絶し、農業従事による土造りを基本とした環境保全と郷土文化の維持でのワイン醸造に目標を定めたのです。
  日本でも屈指の扇状地に位置して肥沃で恵み豊かな大地の山梨県一宮町。この地が子々孫々まで受け継がれ又、地に根ざした日本の文化を守るべく、更にその輪を広げ自然農法振興で安全で健康的な農産物をより多くの人達と分かち合えますように感謝と誓願を込めて無添加ワインの醸造にいち早く取り組みました。大自然の生命力で大地の恩恵として授かる全てのエネルギーを其のままお届けできる悦びを糧に、更に邁進し、こだわり続ける事でしょう。
(矢作洋酒「ホームページ 」より)

http://www.yahagi-wine.co.jp

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