1827年、ジャン・パティスト・ラポストールという人物が設立した蒸溜所が、「グランマルニエ」が生まれるルーツとなります。
1876年、彼の孫娘がワイン醸造家の息子、ルイス・アレクサンドル・マルニエと結婚。アレクサンドル・マルニエには、コニャックとオレンジを混ぜ合わせるという革新的なアイデアがあり、1880年に独自のレシピによるオレンジリキュールを考案しました。
商品名の前に「PETI(小さい)」と付けるのが流行りだった時代に、あえて「GRAND(大きい)」と付けて売り出したところ、またたく間に社交界で人気となり、当時のPrince of Wales(後の英国王 エドワード7世)をはじめ、ヘミングウェイなど多くの著名人に愛されました。
1930年代に入ると、アメリカやヨーロッパでのカクテルブームによって、その人気は不動のものに。 カクテルのほか、スイーツにも欠かせない定番リキュールとして、パティシエにも愛用されています。