1974年にオープンした、まだ若い蒸留所ですが、1986年から発売されている『シングルトン』が国際ワイン&スピリッツを始めとする数々の品評会で賞を受賞し、国際的な名声を得ています。
蒸留所名の『オーホロイスク(オスラスク)』が発音されにくいため、『シングルトン』の名前でリリースされていたが、現在はJ&Bの原酒を造ることをメインとし、『シングルトン』のボトルを見ることはあまりない。
シェリーとバーボンの古い樽で熟成され、最後の2年間をマリッジングに当てると言うこだわりの熟成方法から生まれる濃い琥珀色の色合いと、まろやかな口当たりが人気です。
この人気の味わいは蒸留所名である『オーホロイスク』でももちろん味わえるが、インディペンデント・ボトラーのモルトを探さなければならないのが残念です。
蒸留所はローゼスとダフタウンの間、スペイ川に流れ込む、マルベン川に沿った尾根にあり、『ドリーの井戸』と呼ばれる水源を見つけ、グレンスペイ蒸留所でテスト蒸留を行ったところ、素晴らしいモルトが出来上がったと言うことで、『赤い流れを渡る浅瀬』と言うゲール語の名前を付けられ、オーホロイスクが誕生しました。
初留・後留の合計8基の蒸留器があるこの蒸留所のモルトは、いろんな要素を持っている、まだまだ楽しみな蒸留所の一つです。