グレングラント蒸留所は、1840年にジェームズとジョンのグラント兄弟によりスペイ川下流の町ローゼスに建てられました。 グレングラントはスコットランド以外で売られた最初のウイスキーです。さらに1900年にシングルモルトを最初に売り出したのもグレングラントというように、モルトのパイオニア的存在でした。 グレングラントが消費される一番の国はイタリアだそうです。イタリアでシングルモルトと言うと、グレングラントの一番熟成年数の若い、5年物が当たり前のように出てくるそうです。 以前は、ゴードン&マクファイルがグレングラントに変わり、その多くをボトリングしてリリースしていたそうですが、現在は全てのラインをオフィシャルボトルとして、グレングラント自身がボトリングしているそうですが、印象的なラベルはゴードン&マクファイルのものを引き継ぎ、現在も使用されています。 シングルモルトとしては世界最大級の販売数量を誇り、その多くはヨーロッパ向けの若い熟成年数のモルトが占めるが、グレングラントの特徴として、オールドヴィンテージのモルトも、定番のアイテムとしてリリースされています。 シーバスリーガルのメインモルトですが、他のスコッチウィスキーのブレンダーからも高く評価されています。 その味わいはパワフルでほんのり甘く、上品でバランスの良い、香りと味わいで、仕込水に『ブラック・バーン』とも呼ばれている、ピート色がしっかりとしみこんだ、濃い色をした水を利用していることが要因になっているとも言われています。 熟成年数が表示されていないモルトから、多種多様な熟成年数のモルトがボトリングされていますので、色々との見比べてみるのも楽しいですよ。 創業年:1840年 仕込み水:グレングラント川 ポットスチル:ボール型と、変形スタイルの2タイプ 初留釜x4基 再留釜x4基 ガスの直火焚き ブレンド銘柄:クィーンアン、サムシングスペシャル、シーバスリーガル、100パイパーズ