グラン・クリュ2級シャトー・コス・デス・トゥルネルのセカンドワインです。 パゴドはシャトーのシンボルとなっている東洋風の塔(パゴダ)に由来しています。
シャトー・コス・デストゥルネルはアジア風のパゴダのような外観で、ポイヤックとの村境のすぐ北に位置し、隣のシャトー・ラフィット・ロートシルトを見下ろす丘の背にあります。 19世紀の始めから、半ばにかけて、ボルドーのどのワインよりも高値で取引されインドにまで輸出されていました。所有者であったルイ・ガスパール・デストゥルネルはサン・テステフのマハラジャとしてインドで知られているほどでした。 現在醸造の指揮を取っているのは「フェルナド・ジネステ」の偉大な孫で、1970年から1998年までシャトー・コス・デストゥルネルの経営者でもあったブリュノ・プラッツの息子ジャン・ギョーム・プラッツです。 醸造と熟成には常に手間を掛けていて、それがメドック最高級のクリュの中でもトップの上品さと複雑性を誇るワインの産出を可能にしています。 カシス、ヴァニラ、コーヒー、革、甘草、西洋杉、などの香りにコス・デストゥルネル特有の繊細なスパイスも感じられます。エレガンスとフィネスを備え、サンテステフの堅さを芯に持ちつつ、柔らかく絹のように滑らかな味わいがあります。