シャトードブルイユ社は、最上級のカルバドス産地であるペイドージュ地区ブルイユ村にある。昔からの伝統を守った製法で、発酵から蒸留・瓶詰めまで一貫して行っている。 原料であるリンゴは、全てペイドージュ地区の農家から直接買い入れており、その種類は800種以上。収穫後、ジュースがアルコールに達するまで最低6週間費やされ、発酵過程では添加物を一切使わず、一定の温度で時間をかけて蒸留される。樽選びも慎重で、リムーザン産またはトロンセ産のオーク材を使用。 フランス国内、EUのみならず、ロシアや北米、日本などにも輸出され、その安定した品質の高さには定評がある。日本では15年以上輸入され続けているが、誰でも知っている代表銘柄というよりは、知る人ぞ知るカルヴァドスとして多くの愛好家に支持されている。