シャトードブルイユは、カルバドス最良の産地といわれるノルマンディー・ペイドージュ地方にあるシャトーで、数百種類のリンゴを使って生産されています。小規模ながらも由緒あるシャトーは重要文化財級の豪奢な建物で、格調高いテイスティングルームはこのシャトーが受け継いできた歴史を感じさせる空気に満ちあふれています。特筆すべきなのは頑なに昔ながらの製法を守り、じっくりと時間をかけて蒸留された原酒を、選び抜いたリムーザンやトロンセのオーク樽に入れて熟成させるというこだわりを変わらず持ちつづけているということでしょう。この「15年熟成」は、昔から根強いファンの方々に愛され続けてきたカルバドスです。コクのある深い味わいとリンゴが持つ瑞々しさなど、その複雑な味わいはペイドージュ地区そのものの良さと言っても過言ではありません。