A.R Lenoble / ルノーブル 1915年、アルザス出身のワイン商であったアルマン・ラファエル・グレイザー氏が家族共々シャンパーニュに居を移し、ワイン造りを始めたのがこのメゾンのスタート地点。 また「ルノーブル」という名は、シャンパーニュから生まれるワインの高貴さに敬意を表して付けられたものだそうです。 現在は、アルマン・ラファエル・グレイザー氏の曾孫兄妹であるアントワーヌ氏とアンヌ氏の4代目がメゾンの経営にあたっていますが、大手のグラン・メゾンとは異なり、宣伝広告に費用をかけることはせず、地道な姿勢でワイン造りと販売に励んでいるとのこと。それゆえ、価格も宣伝費などの上乗せがされない、大変お買い得なものになっているのが消費者にとってはありがたいところです。 20年かけて葡萄畑の環境を理想的な状態に整えた自社畑を、シュイィ、ダムリィ、ビスイユに合わせて18ヘクタールを所有します。化学肥料の使用を止め除草剤・農薬の使用は最低限にまで削減、畑の周囲に果樹や森を残す事で多様な生物が共存出来る環境にしました。また、ドサージュ量が少ないのが特徴で、ドザージュ量を減らした事で各キュヴェの個性が明確になり、更に味わいがより安定するようになったそうです。