Jバリー社は1978年以降自らの生産を停止し、ラム原酒の生産を同島のシモン蒸溜所に委託し、熟成・ボトリングのみおこなっている。シモン蒸溜所では、かつてのJ.バリー社の蒸溜所で稼働していた連続式蒸溜器が現在も使用されている。同社では、特に恵まれたビンテージに限り、レギュラー・タイプよりさらに長期間の熟成を施しボトリングしている。香り:フルーティで、いちじくやナツメヤシ、プラムのような甘いドライフルーツがシナモンを伴って現われ、シガーボックスやモカ、チョコレートと混じり合う。味わい:あたたかく嬉しくなるようなアタックで、タンニンが広がる。ウッディでどっしりしたボディは長く、ナツメグやベリー類、シロップ漬けのプルーンやブラックチェリーのようなフルーツを誘い、干したバラやローストしたコーヒーに続いていく。