トマーチン蒸留所はウイスキー製造の規模としてはスコットランドの中でも最大級と言われています。そのためか(規模が大きい事が災いしたのか?)、ウイスキー不況と呼ばれた1980年代に、経営の危機にさらされました。そのときここを買収したのが日本の宝酒造と言う事のようです。スコットランドの蒸留所を日本の企業が最初に買収した蒸留所という事でも知られています。 生産量が多かったので、ウイスキービジネスの黄金時代には、数々のブレンデッドに重宝がられ、様々な銘柄の原酒として用いられていたようです。ただ、シングルモルトとしては、あまり出回ってはいなかった…という話です。 創業年:1897年 仕込み水:オルタ・ナ・フリス川 ポットスチル:型 初留釜x12基 再留釜x11基 ブレンド銘柄:トマーチン、アンティクァリー ゲール語:ネズの木の茂る丘