トマーティン蒸留所で最も静寂で聖なる場所、それはトマーティンにあるダンネージ倉庫の1つ、ウェアハウス6です。全部で14棟ある原酒貯蔵庫の内の1つで、トマーティンに残るダンネージ式倉庫の中で最も古いものです。いわばトマーティンのシンボル、象徴ともいえる場所となっています。この倉庫では、トマーティンの中でも特に貴重な原酒が、地面に敷かれた古い木のレールの上で、何物にも邪魔されることのない素晴らしい環境の中、ゆっくりと貯蔵されています。トマーティンの神髄とも言えるウェアハウス6は、まさに特別な場所です。今回発売する1971年は、1971年8月7日に蒸留後、オロロソシェリーホグスヘッドで44年間貯蔵、2016年5月16日にボトリングしました。カスクナンバー30041。生産数量は252本。カスクストレングス。ノンチルフィルタード。光沢のある深い琥珀色が魅惑的なウイスキーです。アーモンド、プラムが交わったフルーティーな香りに、ジンジャー、マジパンの甘い芳香が加わります。味わいは、カラメル、ダークチョコレート、コーヒーの風味が温かく溶けだした後、ダークフルーツケーキの豊かなコクがなめらかに口中に広がります。フィニッシュは、濃厚でありながら、上品な甘みがいつまでも余韻として続きます。また、スコットランドのグレンケアン社製クリスタルデキャンタをボトルとして採用、同社製のウイスキータンブラー2個と共に、重厚感のある専用木製ケースに収納しました。さらに頭部が銅製のデキャンタ用ストッパーが付属します。