グラッパの聖地ヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパ近郊のスキアヴォンにある1898年創業の家族経営のグラッパメーカー。創業者のジョバッタ・ポーリは手押し車に小さな蒸留器を乗せ、家々を回ってブドウの搾りかすを蒸留して生計をたてていました。 その後息子のジョヴァンニが蒸留所を設立しますが、彼は蒸気機関車のエンジンにヒントを得て独自の蒸留装置を開発することに成功し、グラッパを商品として販売することを始めました。現在は4代目のヤコポにその情熱は引き継がれ精力的な営業の結果、同社のファンはイタリアはもとより世界中に広がっています。いまではヴェネト州を代表するグラッパ・メーカーと言えます。 なお、ポリ社の銅製蒸留器は、現役で稼動しているものの中では最も古いもので、蒸留所設立の際につくられたものを少々手直したものです。