ロバート・パーカー氏評:(91〜93)点
ラベル作者: リ・ウーファン
2013年は、変わりやすく気まぐれな天候が記憶に残る年となりました。 冬と春の気温の低さによる開花の遅れ、暑く雨の少ない夏、9月は湿気による灰色カビ病に悩まされたりと、生産者にとって困難の多い年でしたが、 収穫を一気に行い、例年以上に厳しい選果を行った生産者は、 宝石のように磨かれたワインを造り上げました。 特にカベルネ・ソーヴィ二ヨンはしっかりと熟し、 赤ワインに関しては、赤系の鮮やかなアロマとフレッシュな酸が特徴の早くから楽しめる味わいに仕上がっています。 シャトー・ムートンでは2013年6月に醸造施設が刷新され、それまでの2倍という64基のタンクを設置。これにより、より細かい区画ごとのキュヴェの管理が容易になり アッサンブラージュの精度が上がりました。2013年の収量は過去40年間で最低となりましたが、過酷なまでの選果と、 新しい醸造設備によるきめ細かい醸造によって素晴らしい品質のワインが生まれました。